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Catechism

秋の教区使徒会議が終了しました。今回は「教役者の定義」、「聖書の著者に関する問題」、「『教役者の手引き』」の新版」が主要議題でした。

「パウロの手紙は本当にパウロが書いたのか、それともパウロの弟子の一人が書いたのか。」「福音書を書いたのは誰なのか。」著者の問題は多くのキリスト教教派にとって重要です。そしてこれに付随したほかの問題がたくさんあります。教区使徒会議では「権威と科学を巡る論争に巻き込まれるべきではない」ということが明確にされました。

ジャン=ルーク・シュナイダー主使徒はこの問題について、最初に次のように説明しました。「聖書が聖霊に鼓舞されたものであることに力点を置くことが重要です。大切なのは著者のことではなく、それぞれの書物の内容です。『我々の救い、我々の贖いについて何と言っているのか』が重要なのです。」

権威は著者の問題ではない

聖書の実際の著者は神様です。聖書の記述に関する権威は、神様からの鼓舞に基づくものであり、著者が使徒なのか預言者なのかによって左右されるものではありません。したがって、ある文章がこの作者によって書かれたのかどうかといった評釈の結論は、その文章の権威に一切関係ありません。使徒職の持つ教役者としての権限は、個別の評釈の問題を解決するのに役立つものではありません。使徒職の権限が与えられているのは、むしろ教会の教えと宣教の純粋性を保証するためです。

この点については教理要綱が明確にしています。「聖書の著者は神であり、聖霊の導きによって人間が執筆したものである( 二ペト1:20 -21 参照)。神は御旨通りに伝えるべき事柄を書き留めるために、人間の能力を活用された。聖書書巻の内容は聖霊を源としているものの、表現の方法や形式は、筆者や当時の社会認識による影響を受けている」(教理要綱1.2)。

「教役者の手引き」

新しい「教役者の手引き」が出版されることになりました。この手引きには、職務や使命をどう遂行すべきかについて教会指導者が発布する正式な要綱が含まれています。基本的な説明に加えて、拘束力のある典礼文、サクラメントの執行、祝福行為といった職務遂行規定について、詳細な章が設けられています。牧会、エキュメニズム、広報活動についても触れられています。

教区使徒たちはすべての文書を満場一致で承認し、「教役者の手引き」発行作業部会に、版の校正や最終仕上げを委任しました。

集中的かつ慎重な検討

女性への霊的職務の叙任に関して徹底した議論が行われた後、教区使徒たちは、主使徒による手続き上の提案に全会一致で同意しました。

  • このテーマは集中的かつ慎重な協議が必要です。「教会が社会の変化による圧迫を受けているような印象を与えてはならない」と教区使徒たちは考えています。女性の叙任に関する聖書の上での根拠があるかどうかという問題に対して、神学的に認められている回答はありませんでした。ジャン=ルーク・シュナイダー主使徒は、「最近発表された『神のかたちに造られた男と女』と題された文書が、更なる議論の基礎になる」と指摘しました。
  • 続いて、教会やその伝統、価値観についても検証されることになります。シュナイダー主使徒は今回の議論を次のようにまとめました。「時間をかけて審議されてすべての決定がなされ次第、2019年に教役者の概念を改定した時と同様に、文書を発行する予定です。この問題に関して強い保守的な考えを持ち、大切にしてきた伝統が失われることに恐れを感じる人々の主張は、変化やより速いペースの審議を望む人々の願いと、等しく真剣に受け止めなければいけません。私たちは自分のペースで作業をします。そうすることで、どちらか一方のためではなく、新使徒教会全体のために判断します。」

教会、サクラメント、教職の定義

そして主使徒は、新使徒教会が常に変化し、それが必要であることについて説明をしました。1990年代、リヒアルト・フェーア主使徒が新使徒教会教理要綱の出版準備に着手しました。その際、イエス・キリストの教会についてどう定義すべきかが問題となりました。

それまでは、「新使徒教会はキリストの教会である」と言われていましたが、慎重に検討された結果、修正・変更されました。このことが多くの会衆に混乱をもたらしたのは事実ですが、教理要綱の出版事業を確実かつ真剣に進めるためには必要なことでした。「これには数年かかりました」と主使徒は述べています。

変化の継続

ヴィルヘルム・レーバー主使徒は教理要綱の出版作業を進め、自らの任期期間をサクラメントの定義という重要な課題に専念しました。2006年1月24日にスイスのウスターでレーバー主使徒が主催した、いわゆる「ウスターの夕べ」は記念すべき行事でした。他教派の洗礼が認められ、洗礼と御霊の証印との関係が再定義されたのです。

ジャン=ルーク・シュナイダー主使徒は教役者の概念、ひいては女性の叙任問題に多大な時間と労力を費やしています。「このテーマを調べるうちに、それがいかに広範囲で奥深いかを実感しました。単純に黒白をつけられるようなものではないのです。審議の結果がどうであれ、この問題は極めて重要であり、ただ社会の動向だけで拙速に対処することはできません」と主使徒は述べています。

(11月22日nac.todayより)

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