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Catechism

うつ病は誰もが望まない病気ですが、多くの人が苦労している病気です。牧会で治すことはできませんが、症状を軽くすることは可能です。

うつ病の人は悲しみを抱えていることが多いので、周りの人はうつ病と悲しみを混同しがちです。しかし、うつ病患者の悲しみはもっと深く、暗いのです。望みを失っているような様子です。うつ病は病気です。一時的な感情ではありません。落胆、興味の欠如、疲労感、無気力などがその症状です。疲れが常態化します。そして何より、うつ病は消えるものではなく、気晴らしや励ましで改善するものでもありません。そうすると、人は限界にきてしまう。時には自殺の危険もあります!

カメレオンのように、うつ病を抱えた人は自分のいる環境から消えてしまいたいという思いになります。背景の色になじもうと、注目を浴びないように自分を適応させます。なぜなら、変な相手に自分の本当の気持ちを伝えると、「しっかりしてくれ。あなたが思っているほど事態は悪くない。自分には良くわかる。大丈夫だ」みたいなことを言われてしまうからです。他の言い方ならその人の助けになるかもしれませんが、少なくともこの言い方ではだめです。結局「それならいっそ消えてしまったほうがましだ」ということになるからです…。

もっと集中的に信仰や祈りや犠牲を求めるだけでは、うつ病患者には荷が重く、病状を悪化させるかもしれません。アドバイスなしで親睦を深めるほうがよいのです。

どうすればいいのか?

うつを抱えている兄弟姉妹に、会衆や牧司は、どのように対処すべきなのでしょうか。どう対処すればよいのでしょうか。人生にはよくあることですが、この問いに対する答えは一つではありません。医学的な助けが必要であり、心理療法が必要が場合もあります。励ましや信頼できる牧会は役に立ちますが、限界があります。教役者は医者でもなければ、セラピストでもないのです! 教役者には別の使命があるのです。それは次のような使命です。

  • イエス・キリストの愛と尊敬を体現し、イエス・キリストによる苦しんでいる人々への配慮を表現すること。そして、「神様による配慮は外的要因で受けられなくなるものではなく、常に一人ひとりの隅々まで行き渡るものである」ということをはっきりと伝えること。
  • 病気が、罪や信仰への疑念の結果ではないことを説明すること。人を病気にするのは、疑うことではなく、病気なのです!
  • 例えば、罪の赦しや聖餐式などを通して、神様の慰めを伝えること。
  • 素人的な行動指示や軽薄な発言で裏切るようなことのない信頼感を伝えること。

うつ病の人を抱えているすべての人にとって、最も大切なことは「聞くこと」です。うつ病の人は孤独でもあることが多いので、声をかけてあげることが必要です。ちなみに、それが電話による牧会の意義の一つでもあります。「誰かが自分の話を聞いてくれている」という感覚は、計り知れないほど豊かなものであり、命を救うことさえあるのです。この点において、親友は聞いてくれる人です。少なくともその瞬間は「自分の話を聞いてくれる人」です。ただし、これは一定期間だけしか通用せず、一生涯において持続するものではないことをはっきりさせておかなければなりません。

パストラルケアの限界

心の病の癒しとしての牧会がなし得ることを、身体の病と同様、過大評価すべきではありません。緊急として行われる牧会として、専門家の救助が得られるまでの間、寄り添い、励ますことはできます。限界を越えると、役に立たず、苦しみを増幅させるだけです。教役者は、訓練や経験の点でも、適用される法律の点でも、しばしば限界に直面します。このような背景から、牧会に携わる教役者は、専門家のアドバイスに反することを言ったり、医者にかかることを勧めたりしてはいけません。自分勝手な診断をしたり、心理的疾患に対する治癒を信仰の問題としてはいけません。

結局、どうすればいいのか?

結局、誰もが影響を受けるのです。うつ病の人、その家族、牧師、会衆 ― 皆が影響を受けます。精神的に病んでいる兄弟姉妹 ― このような人の行動はストレスになることもあります ― を偏見なく受け入れ、共に歩むことが目指すべき理想です。会衆に受け入れられることは有益であり、病気に対処するのにも役立ちます。カメレオンは消え去るのではなく、そのユニークな姿を見せることができるのです。捕食されるのを怖がらずに見せることができるのです!

うつ病に悩む方々へ。神様はあなたを愛しています! 私たちはあなたを愛しています! あなたは私たちの一部なのです!

(2022年1月11日nac.todayより)

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