New Apostolic Church Japan

空を飛ぶワシ。あのワシと、自由とがどう関係あるのでしょうか。確かに、翼を何度かバタバタさせるだけで空を急上昇していく様子は、制限のない自由を見事にたとえています。西ドイツ教区を担当するライナー・シュトルク教区使徒のお話です。

今年最初の礼拝で主使徒はこう述べました。「2020年、私は、キリストは自由にしてくださる、ということを今年の霊的活動を中心に据えたいと思います。」

「原動力」というのは、運動、エネルギー、勇気、成長の自由と関係します。これらの言葉から、私は大空の盟主であるワシを思い浮かべるのです。空気の流れに乗って羽をほんの数回パタパタと動かすだけで、高度を上げて行く様子は、まさに支配と自由の象徴であります。その自由に制限はないのでは、と思わせます。この原動力によって、ワシは家族を守り養います。その重要な働きに、ひなが持つ原動力の成長の促進があります。自分の原動力を用いて自立するためです。

ここで、鳥かごに入ったワシや、縛られるなどして羽が広げられないワシを考えてみた場合、この原動力とは無縁の状態になります。実際そのような痛々しい状況は、同じ被造物として、見るに堪えません。生まれた時のような移動の自由がないのです。しかしこのワシが鳥かごや何らかの縛りから一度解放されたら、盟主としての威厳を再び見せてくれます。

このたとえを、私たちの生活や信仰に当てはめてみたいと思います。悩み、悲しみ、失望にさいなまれて、躍動する自由がひどく制限されることがあります。毎日が憂鬱な気分になります。この状況に気づき、現実に目を背けることもできず、他に方法を見出すこともできない。

そんな状況のままでいるしかないのか。いいえ、そんなことはありません。なぜなら、キリストが自由にしてくださるからです。キリストが御言葉をくださいます。御言葉は真理であり、福音の真理が私たちを自由にしてくれます。イエス・キリストを根源とする、贖いのサクラメントは、私たちの魂を強めてくれます。この原動力がもたらす効果について、賛美歌ではこう表現しています。「鳥の羽の如く、わが魂解き放たれなば、我ら喜び歌わん。『主はすべてを新たにし給う。』」

最後に大切なことですが、熱心に祈ることを、改めて心に留めておいていただきたいと思います。祈ることによって、主イエス・キリストとのつながりを求めます。これにより、様々な憂いや苦しみから解放されます。なぜなら、キリストが配慮をしてくださることを知っているからです。私たちは恐れる必要がないのです。

そういう意味で、私たち皆がこの大きな力に与れますように。「キリストは自由にしてくださる!」

(6月15日nac.todayより)

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