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Catechism

コロナ禍の聖餐で、一つの聖杯からぶどう酒を回し飲みすることはありえないでしょう。それでも、「両方の要素」— すなわちパンとぶどう酒 — で聖餐を執り行うにはどうすればよいでしょうか。その答えを見つけるために、歴史を振り返ります。新使徒教会の歴史です。

2020年代後半、ドイツで話題になったことがあります。問題は、コロナ禍によりプロテスタント教会で主の晩餐を執り行うのが困難になったことでした。今の状況下で、一つの聖杯からたくさんの人にぶどう酒を回し飲ませることは無責任です。そこでバイエルンのノイエンデッテルザウにあるウエハース製造会社がこの問題を解決してくれました。ウエハースの生地を作るのに、水の四分の一をやや辛口の白ぶどう酒に代えるというものでした。「ぶどう酒とパンが一つに!」まさに良い知らせです。しかしこの発想は思ったほど新しいものではありませんでした…。

両方の要素のウエハースを導入した先駆者に支援を求めたのは、ドイツ・ブランデンブルク州ブリュックのルーテル教会でした。2020年5月のことでした。主の食卓を行わずに、堅信礼を行うことは考えられませんでした。そこで「コロナ禍でも安全に両方の要素による主の晩餐が執り行えるように、ぶどう酒を垂らしたウエハース」が注目されたのです。しかもこの特製ウエハースは、すでに地元の新使徒教会で採用されていました。ご存じのように、ぶどう酒を垂らしたウエハースを、新使徒教会では以前から使ってきています。

二つの問題と…

新使徒教会も1917年までは、ウエハース状のパンを受け取り、同じ一つの聖杯からぶどう酒を一口ずつ飲んでいました。ところが疫病の恐れから、衛生上の問題が発生しました。当時、教会に通っても、聖杯をつかんだりそこからぶどう酒を飲んだりするのをためらう人が多くいました。

それだけでなく、第一次世界大戦中は、十分なぶどう酒がありませんでした。当時、主使徒職にあったヘルマン・ニーハウス氏によれば「すでにその前から、ぶどう酒を半分水で薄めていたが、それでも需要を満足させることができなかった」とのことです。

…三つの秘策

新使徒教会の主要機関紙「新使徒教会レビュー」1917年3月25日号の中で、三つの秘策が提案されています。

  • 一部のプロテスタント教会で採用しているように、各々が聖杯を準備すること。問題は、誰かが人よりも飾りつけの派手なものを持ってきた時に、交わりの喜びが阻まれることは明白である。
  • オランダの一部の新使徒教会で採用されていたように、トングを使ってウエハースをぶどう酒に浸したものを、参加者に施与する。問題は、ぶどう酒に浸されたウエハースを参加者の手に置くことで、衛生上の問題を助長する。
  • ウエハースにぶどう酒を少量かける。この方法は、1914年から第一次世界大戦に従軍する兵士のために、すでに採用されていた。

かくして「戦争は多くのことを我々に教えた」わけです。

パンデミックへの対応

ニーハウス主使徒は1917年4月、ぶどう酒を少量かけたウエハースを、かつて自分が使徒として活動していた教区に、先行導入しました。そして第一次世界大戦が終わった1919年7月、使徒の会議でこのウエハースが新使徒教会として正式採用されました。

当時、20世紀最大のパンデミックである、いわゆるスペイン風邪の第二波、第三波が流行し、まさに最悪の時期でした。インフルエンザウイルスの変異種が世界中で異常な猛威を振るい、ほぼ三人に一人が罹患し、五千万人が亡くなったのです。

(3月23日nac.todayより)

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