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Catechism

信徒はどのようにして聖霊を受けるのでしょうか。これについても聖書の記述は曖昧で、この問いに対する答えにはほとんどなっていません。答えは初代教会が明らかにしています。そしてこんにちに至るまで、この答えが土台となっているのです。

しるし—もっと多くのしるしが必要です。確かに洗礼があります。古いアダムを溺れ死なせること、生まれ変わるための沐浴、イエス様の死に浸ること、罪を洗い流すことです。しかし聖書には、刻印や油注ぎという文脈の中で、聖霊についても語られているのです。そして、キリスト(=メシア=「油注がれた者」)の弟子たちは、油を注がれていないとしたら、どうなってしまうのでしょうか。

これと似たようなことが、紀元後数世紀の間に議論され、その議論が進み、後々まで影響を及ぼすことになります。

按手から油注ぎへ

「聖霊を受けなさい。」これは、ヨハネによる福音書の証言です。この証言を、多くの書簡を著したパウロが説明しています。そしてこのことは、使徒言行録の中で、按手という行為が示されています。従って、この行為は、新約の時代には—沐浴に加えて—すでにバプテスマの一部となっていました。

しかし間もなく、そこに油注ぎという行為が加わるようになりました。油注ぎの根拠は聖書に書かれています。例えば、イエス様はメシアに関するイザヤの言葉をご自身に当てはめておられます。「主の霊が私に臨んだ。/[…]主が私に油を注がれたからである」(ルカ4:18)。そしてペトロはコルネリウスの家で「神はこの方[=ナザレのイエス]に聖霊と力を注がれ」たことについて教えています(使徒10:38*)。

単なる装飾ではない

遅くとも紀元3世紀には、水のバプテスマ—洗礼—を受けた後、主教から按手を受け、塗油を受けるようになります。それは断食、祈り、沐浴、塗油を含む数日間の準備から、数年間にわたる指導までの、非常に広範な過程の集大成でした。

そして、非常に早い時期から、聖霊を授けるこの行為は、単なる洗礼の装飾のような延長ではなく、神学的に必要なものであると考えられていました。したがって、この堅信*がなければ、洗礼は不完全であると考えられます。教父キプリアヌス*は3世紀中頃に、この二重のサクラメントに言及しています。

使徒職とのつながり

しかし、違いが現れます。西方ラテン教会では、司教の按手が中心なのに対し、東方ギリシャ正教会では、塗油のほうが高い地位を占めています。そしてこれは、この行為をどの教職が行うかを決定する上で、決定的な役割を果たすことになります。いずれにしても、問題なのは、生まれたばかりの新しいサクラメントが、使徒職とどのように結びついているか、ということです。

西方教会でも東方教会でも、聖職者の権限はおもに「使徒継承」によるものです。つまり、聖書に登場する使徒たちの時代から、司教[主教]による司教の叙任が途切れることなく続いているのです。按手は司教が務めるため、カトリック教会で堅信を行うことができるのは、通常司教のみです。一方、正教会の塗油は、司祭が行うこともできます。そのために主教が油を聖別していれば十分です。

入信までの三段階

正教会は初代教会と同様、三つの式次第で信徒を迎えます。洗礼機密の直後に傅膏機密(油注ぎ)が行われます。続いて聖体機密があります。つまり主の晩餐を—大人も子供も—受けます。

塗油は、数十種類の芳香成分を含んだ聖油を用いて行われます。十字を切りながら、額、目、鼻、口、耳、胸、手、足にこの油を塗り擦ります。その都度、司祭は「聖神の恩賜の徴」と唱えます。

洗礼は信徒がキリストの死と復活に与らせていただくものである一方で、正教会の考え方によれば、傅膏はペンテコステにおける聖霊の降臨に一人ひとりが与らせていただくものです。油注ぎによって、洗礼を受けた人は平信徒となり、ラオス[λαὸς]すなわち神の民の一員となります。

聖霊を授けるための按手、その行為と使徒職との関連、そして証印という象徴—これらは新使徒教会が「聖なる証印」として初期キリスト教から受け継いだものです。次回のこのシリーズは、この行為が独立したサクラメントとしての地位を確立した起源について検証します。

(10月18日nac.todayより)

*訳者注

  • 新共同訳…「神は、聖霊と力によってこの方を油注がれた者となさいました。」
  • 堅信…こちらを参照。
  • キプリアヌス…こちらを参照。

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