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Catechism

陰府に降(くだ)り、天に昇る ― この二つの出来事は、共に聖書に書かれています。また、こんにちに至るまで神学的な論争を繰り広げています。陰府に降られたことも天に昇られたことも、正しく理解されていないのは残念ですが、その意義ははっきりしています。

神の御子イエス・キリストは、十字架上で亡くなられた後、陰府の深みに降って行かれました。そこで、はるかノアの時代に信じるこのできなかったすべての人たちに、福音を宣教されました。このことについては、特にペトロの手紙一に書かれています。イエス様が死者の領域に降って行かれたことは、初期の教会信条にあるにも関わらず、ほぼ忘れ去られた信仰真理の一つで、こんにちにおいては、ほとんどのキリスト教徒にとって、摩訶不思議とまでは言わないまでも、理解できないことのようです。 

しばしば無視されてしまうのですが、イエス様が陰府へ降って行き、福音を宣教されたことは、救済史にとって特別な意義があります。つまり、このイエス様がなさったことは、人類救済という神様の御旨が普遍的である、ということなのです。神様は、すべての時代のすべての人々を贖い出してくださるのです!  

イエス・キリストの昇天も、似たことが言えます。この出来事も、救済史において意義があります。キリストの昇天がなければ、私たちが天に昇ることもできません! 全てにおいてイエス様は最初であり、私たちキリスト者は、イエス様の後について行くのです。イエス様の昇天を理解したければ、神様による救いの御計画の、ある一点だけ拾い上げて見るのではなく、ご計画全般を見なくてはいけません。実際こんにちにおいて、昇天日というキリスト教の祝日に関連して結論付けられる事柄が、少なくとも三つあります。 

  • 天に昇られたことにより、イエス様が本当に神の御子であることが確定したわけです。イエス様はご自分の神性を、まさにこの超自然的過程という手段で証明されたのです。イエス様は御父の許(もと)からおいでになり、御父の許へお帰りになりました。 
  • イエス様は、ある業を成し遂げるために、この地上においでになりました。天に昇られた瞬間、イエス様は地上におけるご自分の使命を果たされたのです。その業を完成し、御父の栄光に帰って行かれたのです。イエス様の昇天は、御子の地上における使命の終わりを意味するのです。 
  • イエス様が天に昇られたことにより、新しい時代が始まりました。神の御子としてだけでなく、復活された人間、つまり新しい人間としてお帰りになりました。つまりこんにちの信徒にとっては、人間も、復活の体をいただけるなら、必ず神様の栄光に入れる、ということです。 

我々の模範 

以上の所感は、ジャン=ルーク・シュナイダー主使徒による2021年の昇天記念礼拝の説教から引用したものです。ですから昇天の持つ本当の意味とは、イエス・キリストはおいでになった時と同じ方法でお帰りになったのではない、ということです。人間のために低い状態となられ、御業を完成され、高められ、ついには御父の御許へ帰られたのです。ここに新しい考え方が生まれました。つまりイエス・キリストはもうこの地上にはおられませんが、すぐ近くにいらっしゃいます。イエス様の御霊が残られたのです。信じる人々にとっては、なんと慰めになることでしょうか。刹那的(せつなてき)である人間が、死者の領域にとどまっている必要はなく、贖われた魂として、本当に天に昇ることができるのです! 神様はご自分の子たちを天国のすぐ近くまで導いてくださったのです。イエス・キリストがおられるところは、どこでも天国なのです。 

復活祭と聖霊降臨祭を結びつけるもの 

復活祭から39日目になりました。空(から)の墓がキリスト教の夜明けとなり、神様による贖いのご計画の始まりとなったのです。しかし、キリストの昇天という救いのメッセージを確実に世界に広めるためには、やはり聖霊の降臨が必要でした。聖霊降臨祭〔ペンテコステ〕は、神様と信徒が交わる場所、福音が生きそれが宣べ伝えられる場所、そして聖なる行為が提供される場所である教会の誕生日です。そしてその教会の真ん中に昇天があるのです。イエス様が十字架につけられ、復活し、天に昇られ、ペンテコステの日に聖霊が注がれるまでが、激動の期間であったことは確かです。しかしヨハネによる福音書16章7節で、イエス様はこう仰せになったのです。「しかし、実を言うと、私が去って行くのは、あなたがたのためになる。私が去って行かなければ、弁護者はあなたがたのところに来ないからである。私が行けば、弁護者をあなたがたのところに送る。」 

2022年5月26日nac.todayより) 

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