基本的な配慮、通信、社会的関わりにおいて、新使徒教会国際本部(以下、NACI)と世界中の教区が協力し、多くの施設を運営しています。

管理・供給 
NACIの管理部門は、主使徒および教区使徒会議と連携しています。本部はスイスのチューリッヒにあります。ここでは、牧会訪問の企画、会議の準備、地域別で生じがちな財政面での格差の調整などを行っています。

NACIはまた、ドイツのフランクフルト近郊にあるビショッフ出版社(Bischoff Verlag)と呼ばれる教会直属の出版社も統括しています。この出版社は、ニュースポータルサイト「nac.today」や会員誌「community」など、教会のメディア製品の制作、「Divine Service Guide」と呼ばれる説教補助教材の開発、特別礼拝のための衛星放送の企画を担当しています。

 

また、教会の礼拝に欠かせないウェハース(他教派ではホスチアとも)の製造は、各教区で運営されています。最も古い製造所は1931年にドイツのビーレフェルトに設立されました。2000年代には、南アフリカのケープタウンやザンビアのルサカにも同様の施設が設立されました。

学校と幼稚園 

教会の慈善活動は、単に自分たちの必要を満たすためだけでなく、より大きな目的をもっています。イエス・キリストの「隣人を愛せよ」という戒めに従い、新使徒教会は、社会的・人道的な立場から様々な活動を行っています。

 

社会的側面としては、主に教育の分野で援助を行っている教区があります。その中には、独自の学校を運営しているところもあります。その中で最も古い施設は、1985年にポルトガルに開校したEscola Nova Apostolica(エスコラ・ノヴァ・アポストリカ)です。それ以降、インド、エチオピア、南スーダン、ザンビアなどでも学校が設立されています。

 

また、ドイツ、ルーマニア、モルドバにも幼稚園が設立されています。

支援団体と介護施設 
教会が運営するその他の施設には、老人ホームや介護施設などがあります。ドイツの高齢者センター、ザンビアや南スーダンのホスピス、さらにはルーマニアの児童養護施設の建設など、多岐にわたります。

 

また、人道支援にも力を入れています。現在、10以上の新使徒教会付設の援助組織があります。彼らは、ヨーロッパ、南北アメリカ、東南アジア、アフリカで活動し、世界中のプロジェクトに参加しています。彼らは、緊急事態に緊急の援助を提供するだけでなく、何よりも被災者が自助努力できるような持続可能な援助を提供しています。

 

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