祝福によって神と共に歩む

新使徒教会に所属するキリスト者にとって、神様と共に人生を歩むことは、人生のある段階に踏み出す時に特別な祝福を受けることでもあります。使徒と牧司は、サクラメントを授けるだけでなく、祝福を施与する権限も与えられています。

 

祝福を与える間、神様は心から切望する魂に御心を向けてくださいます。祝福をすることで必ずしも状況が変わるというわけではありませんが、神様は必ず信徒を助け、恵み、憐んでくださいます。この祝福の例として、民数記6章に書かれているアロンの祝福があります。「主があなたを祝福し、あなたを守られるように。」

祝福の施与

新使徒教会では以下のような祝福を、生涯において個人に行うこと認めています。

 

人間に対する神様の最初の目に見える行為として、母親の希望により、出生前の祝福が与えられます。そうすることで、母親を力づけ、自分も子供も主の御手の中にいるのだという確信を持たせることができるのです。

 

堅信礼では、キリスト教徒としての自分の行動に対して、神様の御前で責任を負います。三位一体の神様を信じることを告白し、神様の御心に従って人生を歩むことを宣言します。按手を受けることで、堅信礼を受ける若者たちの努力を後押しための祝福を受けます。

 

婚約とは、二人が互いに真剣に結婚を誓い合うことです。二人は、神様の御旨に適う形で結婚の準備をしていることを、会衆の前で宣言します。そして、祝福を受けるのです。

 

結婚式は、それまで民事的にまたは慣習として締結されていた結婚を、神様の祝福の下(もと)で行うものです。パートナーは、神様と信徒の前で、どのような状況でも忠実に立ち向かい、愛のうちに人生の道を共に歩むことを誓うのです。祝福は、この誓いを守るためのものです。

 

ご希望により、24年を超える伝統的な結婚記念日にも、祝福を受けることができます。そうすることで、パートナーは神の継続的な配慮と導きを受けることができるのです。

祝福は礼拝の中で

これらの祝福は、出生前の祝福を除いて、通常、礼拝の中で行われます。教会の献堂や、他教派受洗者を会衆に受け入れることも、祝福行為の一つと考えます。