27. 7月 2026

天使は私たちをすべての災いから守ってくれるのでしょうか。聖書はその問いに対して、含蓄に富んだ描写をしています。神様の使者である天使は人々に寄り添ってくれるものの、人々の代わりに自ら行動を起こすことはありません。

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天使と聞いてよく「保護」を連想します。「守護天使」という考え方は、過去の遺物となったただの言い伝えでは決してありません。2025年に発行された典礼集でも、礼拝を始める際の祈祷の内容に天使による保護を求めることが明確に認められています。教理要綱〔カテキズム〕にも「天使が人に寄り添うのは、神ご自身が人を助け、守ろうとしておられることの表れである」とはっきり書かれています。


魔法で守ってもらうのではなく、信じる


よく引用される聖書の一節があります。それは詩編91編11~12節です。「主はその使いたちに命じて/あなたのすべての道を守られる。彼らはあなたを両手で支え/足が石に当たらないようにする。」一見すると、これは完璧な保護を約束しているように読めます。しかし、天使は危険を全部払いのけてくれる防護壁ではありません。天使による保護は、自身の人生への責任を代わってくれるわけではないのです。引退されたジャン=ルーク・シュナイダー主使徒は、2016年の礼拝で次のように言っています。「私たちは天使による保護を祈願しますが、これはすべて自動的に守ってくれるおまじないのようなものではなく、私たちの人生がもっぱら神様の御手にあるという信頼の表明なのです。」


抱えて運ぶのではなく、寄り添う


天使も、神様と同じように、人の自由意志を尊重します。支えたり、励ましたり、勧めたりはしますが、行動を強いることはしません。預言者エリヤが体力の限界を迎えた時、天使はパンと水を差し入れました。目的地までエリヤを抱えて運んだわけではなく、「起きて食べなさい。この道のりは耐え難いほど長いのだから」と言って励ましたのです(王上19:7)。ペトロが監獄に拘束されていた時も同様です。天使はただ鎖を外したのではなく、「急いで起き上がりなさい」(使徒12:7)と本人に告げました。天使のその言葉に従って行動してから、ペトロの手首から鎖が外れたのです。


自分で自分の身の回りのことをできない人々、特に子どもたちは、神様から特別に保護されます。イエス様はこう言われました。「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。言っておくが、彼らの天使たちは天にあっていつも、天におられる私の父の御顔を仰いでいるのである」(マタ 18:10)。


天使は、私たちの能力が限界を迎えたら、手を差し伸べてくれます。しかし、私たちでできることまで代わりにやってくれるわけではありません。天使の保護は、普段目に見えないことが多いですが、神様の御旨を受けて働く人々を通して目に見えることもあります。それがどのような形であれ、天使の保護は常に神様の愛が表れているのです。

 

Tim Rosar(翻訳:日本新使徒教会)

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