23. 9月 2026

詩編の作者はある危機に直面していました。それは私たち誰もが直面し得る危機です。アサフは投げ出してしまいたいと思っていました。しかしその時、彼はその状況から抜け出す方法を見つけ出します。それは誰もが倣うことのできる方法でした。

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「物事を良心的に考え、善意を示し、折ある毎に善を行う人を、神様が慈しんでくださることは確かです。昔からずっとそう言われてきましたね。しかし、待ってください。非常に幸せな悪人も大勢いれば、非常に不幸せな善人も大勢います。辻褄が合いますか。」


8月16日にドイツのハーナウでヘルゲ・ムチュラー主使徒が司式した礼拝は、詩編の作者の一人であるアサフの思いを中心として進められました。〔以下、主使徒による説教の要約〕アサフは反発しています。世の中の現状をじっくりと、厳しく見つめています。この現状は本質的に今も変わっておらず、こんにちにおいてもなお「自分はいつも献金し、奉仕し、信じてきたのに、これらすべては無駄だったのか」と思わざるを得ません。


三度の試みで突破口が


アサフは自身に迫った危機に私たちを注目させています。彼は何かも投げ出してしまおうかと思い始めていました。しかし結局は、三つの重要なことに気づきます。

  • 一つ目は「もし今離れたら、大切にし、愛してきた仲間の信徒たちを置き去りにすることになってしまう。それもしたくない」ということでした。
  • 二つ目に次のようなことに気付きます。「悪人は悲惨な結末を迎える ―― この論理は必ずしも正確ではない。だいたい『そうだ、すべての悪人が悲惨な結末を迎えるべきだ』と言うことが慰めになるのか。何の慰めにもならないだろう。」
  • 「しばらく周囲の人々を見ないで、自分自身と神様に目を向けてみよう。」アサフはこの三つ目に気づき、これが突破口となります。

すると、神様について何一つ分かっていなかったことを悟り、この礼拝で引用された聖句を宣言するのです。「しかし、私は常にあなたと共にある。/あなたは右の手を捕らえてくださる。あなたの計らいは私を導き/やがて栄光のうちに私を引き上げてくださる」(詩 73: 23–24)。


どのようにして共にいてくださるのか


この神様が、皆さんと共に、そして私と共に留まってくださるのです。イエス・キリストは十字架の上に留まってくださいました。罪人と共にいてくださったのです。憎しみと暴力の渦中に留まってくださいました。死の中にさえ留まってくださったのです。

 

  • 兄弟姉妹の皆さん、皆さんお一人おひとりがこれからの日々の中でこの神様を体験できよう祈ります。混乱している時、皆さんの人生のすべてが崩れ去る時に、皆さんの右手を掴み、二度と離すことのないこの神様を体験できますように。
  • そして、進むべき道が見えず、方向を見失った時に、助言を通して導いてくださる神様を体験できますように。暗闇の中で、主が遠くから「ここだ、光はここにある。ここへ来なさい。これがあなたの進むべき道だ」と呼びかける光を見ることができますように。
  • そして、皆さんを栄光のうちに迎えてくださる神様を認識できますように。神様はけさ、改めて皆さんの心に「あなたがたは私の目から見てとても貴重な存在だ」と語りかけてくださいます。

新使徒教会のキリスト者として、私たちはイエス・キリストが再びおいでになることを信じています。願わくはごく近いうちに——できればきょうにも――来ていただきたいです。この時、私たち全員がキリストの再臨を体験できますように。神様は、これまで誰も私たちを受け入れることができなかったような方法で、私たちを受け入れてくださいます。


神の臨在を共に体験する


私たちには倣(なら)うべき手本があります。

  • もしかしたら来週、誰もが立ち去っていく中で、誰かのそばに留まる機会があるかもしれません。
  • もしかしたら、同僚、学校の友だち、近所の人々の右手を握り、「あなたがたとえ一人ぼっちだと感じていても、私はあなたのために時間を割きましょう。あなたの声に耳を傾けましょう」と言える自分がそこにいるかもしれません。
  • 光を照らし、進むべき道を人に示してあげる機会が皆さんに訪れますように。近所の人、同僚、周囲の人たちも歩むことのできる道を皆さんが示してあげられますように。
  • 神様の力を通して、私たちが他の人々を——彼らが自分と違っていること、彼らが苦しんでいること、喜んでいること、独特な個性も含めて——ありのままに受け入れるようになれば、なんと素晴らしいでしょうか。「あなたのありのままを受け入れるよ。なぜなら、あなたもまた神様によって創られたのだから」と言えれば、本当に素晴らしいですね。

 

Andreas Rother (翻訳:日本新使徒教会)

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