チームとしての意思決定

新使徒教会という心臓は、各会衆にいる信徒たちの中で鼓動しています。しかし、極めて多様な文化から成る共同体が、統一した教義と世界的な存在感を持つ一つの教会を形成するのは、新使徒教会国際本部(以下、NACI)を通してです。

世界中の使徒が所属するNACI

NACIはスイスの法律に基づいて設立された独立した団体で、本部はチューリッヒにあります。その会員は、新使徒教会のすべての活動中の使徒で構成されています。教会は、その最高の霊的権限を担う主使徒による指導を受けます。主使徒は、前任者から指名されるか、地区使徒会議の投票によって選ばれます。

教区使徒会議
教区使徒会議は、NACIの最高意思決定機関です。教区使徒会議は、現職の主使徒と、全世界で活動中の教区使徒と教区使徒補佐で構成されています。通常、毎年2回開催され、世界の教会に関連する事柄を議論/決定します。

 

教区使徒会議を支援する2つの主要な委員会があります。調整部会と財務委員会です。また、意思決定プロセスは、常設の作業部会と臨時の企画部会による支援を受けます。これらの部会には、それぞれの専門分野で資格を持った専門家が配属されています。例えば、子供向けの教材、音楽に関する研究、社会問題や医療問題に対する教会の立場を構築する際に、こうした部会が支援します。

国別の協議会

NACIのその他の決定機関には、代議員会、使徒会議があります。詳細はNACI規約によって規定されています。

 

それぞれの規約によって、地域ごとにそのような意思決定機関が存在する場合もあります。例えば、毎年1回開催され、基本的な問題を議論する協議会です。また、地域の専門家で構成される専門委員会が教会の指導者に助言を与えるのも、この全国協議会の中で行われます。さらに、情報技術や資材購入など共通のインフラ整備のために、複数の拠点教会に属する教会員が協力して活動する作業部会もあります。