12.1.6.3 こんにちにおける御言葉の宣教

新使徒教会の礼拝では、神の御言葉を宣べ伝えることを重要と位置付けている。使徒や使徒から指名を受けた教役者は、会衆に神の御言葉の宣教を行うことが求められる。そのために彼らは叙任を通して祝福を受け、備えを受ける。

 

まず神の御言葉は、聖書を通して私たちに伝えられた事柄で構成される。どの説教も聖書を基にした内容でなければならない。それゆえ一つ一つの説教の基本は指定された聖句とその解釈に関する注解である。この注解は、主使徒が礼拝準備をする教役者に向けて発布する。

 

聖書解釈は原稿を用いない講話形式で行われる一方、聖霊の促しによるものである。会衆は、礼拝司式者が語る御言葉や司式者の補佐役が語る追補の御言葉を通して、この聖霊の働きかけを受ける。数名の教役者がそれぞれの性格や才能によって神の御言葉を宣べ伝えるのは、様々な視点から語られることで、説教の持ついくつかの側面を映し出したり、神の御旨に関する理解を深めたりするためである。