12.1.8.7 宣言と権限

罪の赦しは宣言しなければならないものである。イエスは一人ひとりに罪の赦しを宣言された(ルカ7:48他)。

 

罪の赦しの宣言が行われることにより、罪は赦される。この宣言は権限を与えられた教役者がイエス・キリストの名において行うものである。一般的には礼拝の中で会衆全体に向けて行われる。しかし、この宣言を信仰によってしっかり受け止めていて且つ相応の条件を満たしている者にしか効果は発揮されない。

 

イエスの名において罪の宣言を行う権限は、和解の職務である使徒職に与えられている(ヨハ20:23)。牧会職は使徒の委託を受けて、イエスの名において罪の赦しの宣言を行う。この宣言は、使徒が直接行うのと同様の効果を有する。