12.5.1 クリスマス

クリスマスはイエス・キリストの降誕を祝うものであり、救いの歴史における中心的出来事である。イエス・キリストは聖霊によって受胎し、処女マリアからお生まれになった。キリストが地上においでになったことにより、神は御自身を低くされ、イエス・キリストという一人の人物となられたのである(ヨハ1:14)。メシア来臨という旧約時代の約束はこうして実現した。神の御子が初めておいでになったという、知性では理解できないこの奇跡を記念することは、間近に迫る御子の再臨をさらに強く信じることでもある。