5.3.6.3 こんにちにおいて第五の戒めが持つ意義

生命は神によって与えられたものである。生死の主は神お一人であるから、人の生命に終止符を打つ資格は、人類にはないのである。

 

現代社会においては、生命が危険にさらされたり蔑 (ないがし) ろにされたりして、第五の戒めを相対的に捉 (とら) えるようなことがあってはならないのである。

 

殺してはならないという戒めは、人の生命を守る義務があるということでもある。