6.4.1.3 教会は「公同」である

歴史的経緯から、「公同」(「普遍」)とは、福音伝道に一切の制限がないことを意味する。このことは、主が昇天されてから使徒たちに職務を与えられた時に、御自身が表明されたことである(マタ28:19;マコ16:15;使1:8)。すべての国民のために、生きている者にも死んでいる者のために、イエス・キリストがおられ、教会が存在する(ロマ14:9)。それゆえ教会の中では、救おうとする神の普遍的な御旨を直接感じ取ることができる。

 

イエス・キリストの教会は普遍的であり公同である。この世にあり来たるべき世にある。現在にあり将来にある。教会は、現在において、救いを与え神と交わりをする場であることを認識できる一方、秘められている特質については、教会が完全となった時に明らかにされるであろう。つまり教会は、救いが完成し、神と直接交わりができるようになった時に、新たな始まりを迎えるのである。