2023年6月5日 19:48:00 JST

宇宙飛行士は、月へ行って任務を行う場合、重力がほぼゼロの環境に備える必要があります。地球上でその訓練をするのは、非常に複雑かつ高価です。私たちが未来の務めに備える時に、どれほどの時間やエネルギーを投資しているでしょうか。ケニアのジョセフ・オペンバ・エクヤ教区使徒が「この人に聞く」シリーズの記事を通じて問題提起しています。

 

 

主使徒は今年、未来の使命に焦点を当てるよう私たちに指示しました。私たちの使命には、ヨハネの黙示録20章6節に明確に述べられているように、二つの部分があります。「彼らは神とキリストの祭司となって、キリストと共に千年の間支配する。」一つ目は、キリストが十字架に磔(はりつけ)となられたことによる徳をすべての人々が受けられるように、その益をあてがうことです。それが十字架の伝えていること、福音の伝えていることです。二つ目は一つ目と同じですが、その違いは、祭司として活動する環境にあります。平和の王であられるキリストの臨在において、十字架が伝えることを何の障害もなく届けられるからです。サタンとその代理人は束縛され、神様に敵対する権力者はその力をすべて奪われることになります(教理問答集573)。

 

まだ情報が少ない将来の使命ですから、いろいろな準備をしなければなりません。その準備とは、私たちの使命、その分野、使命に携わることになる人物像について、できるだけたくさん学ぶことです。

 

学校で、初めて月面に降り立った人たちの話を読んだことがあります。彼らは数年かけて、月について、そして月の大気の特徴について研究しました。そして、月面の重力がほぼゼロであることを突き止めました。つまり、月に着陸して任務を行うには、無重力に近い環境で作業できるように準備する必要があったのです。そこで、地球上で無重力に近い環境を再現しました。そして、そのような環境下での対処法を身につける必要がありました。また、このような任務は非常に高価であるため、政府の支持と承認が必要でした。1969年、月面に着陸した時、彼らの長年の準備は報われました。彼らの任務は、さらなる実験のための岩石サンプルの採取と、月面支配の二つでした。月面支配とは、地球で経験してきたような障害や制約を受けずに活動できることを意味します。

 

そのようなわけで、2023年、私たちはこう問題提起します。「未来の使命に備えて、私たちはどれだけの時間とエネルギーを投資しているか。」

 

原著: Joseph Opemba Ekhuya

https://nac.today/en/158033/1156389

nac.today: New Apostolic Church International

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