2023年9月1日 0:00:00 JST
時々、子供たちはこう訊いています。「どうしてお祈りするんですか。神様は何でも知っているんでしょう?」
一つに、祈ることで、感謝することができます。御父が私たちに与えてくださったすべてのものに感謝しているからこそ、私たちは御父に物事をお伝えすることが必要性だと感じるのです。
祈る中で、神様への尊敬や畏れの念も表します。私たちは神様を必要としていること、そして神様なくして私たちの存在はあり得ず、何も持てないことを、私たちは自覚しています。
祈りの中で、私たちは神様を信頼していることも表明します。「主よ、あなたを信頼します。あなたにすべてをお話しします。あなたの力を信頼します。どうか助けてください。お願いします。」
そして、祈りは神様を愛していることの表現です。それ故神様に語りかけます。神様を愛しているからこそ、神に語りかける必要を感じるのです。
私たちが隣人を祈りによって執り成すのは、私たちが隣人を愛していることの表れです。もちろん、隣人が何を必要としているかを知るために、神様が私たちの祈りを必要となさることはありません。しかし、私たちは隣人への愛を表現することが必要なのです。
主使徒の礼拝より