2023年10月13日 0:00:00 JST

イエス様に従うためには、自制心も必要です。「この人に聞く」シリーズの中で、エディ・イスヌグロホ教区使徒は、非常に感銘を受けた信徒を紹介してくれました。そして、その信徒の紹介をすることが、なぜ今でも価値あることなのかを説明しています。

 

 

神様への奉仕というと、多くの兄弟姉妹の皆さんは最初に不安に感じるかもしれません。時間を取られたり、いろいろ考えさせられたり、気力体力を使ったり、物資を消費したり、家庭の責任を少し放棄したりしなければならないかもしれないと思うのも当然でしょう。人間的な観点からすれば、そうした不安は当然と言えば当然です。しかし、神様の恵みと選びによって私たちに与えられた聖なる召命、すなわち、神に仕えるという唯一無二の目的を私たちに与えている召命について、よく考えることが何よりも大切です。

 

私たちは、神様に仕え、パウロが言ったように、自分の人生を生けるいけにえとして神様に献げます。このことを常に意識することによって、救いの御計画とそれに資する御業において、自分の役割を果たせるようにすることが大切です。そのために努力する中で、間近に迫るキリストの再臨に備え、キリストの平和王国の中で、王となり祭司となり、多くの人々の祝福となるよう努力することが必要なのです。イエス様の約束を決して忘れないようにしましょう。「よく言っておく。私のため、また福音のために、家、兄弟、姉妹、母、父、子ども、畑を捨てた者は誰でも、今この世で、迫害を受けるが、家、兄弟、姉妹、母、子、畑を百倍受け、来るべき世では永遠の命を受ける」(マコ10:29-30)。

イエス様に従い、イエス様に仕え、神の御国に入りたいと願うなら、ある物事を自制しなければならない時があります。

 

  • 物質的な豊かさ。物質的な豊かさによって神様に尽くすことが決しておろそかになってはいけません。
  • 快適と安楽。私たちは、安住の地を離れ、懸命に働き、苦闘する覚悟が必要です。
  • 家族。これには、私たちが生きている社会という意味もあります。私たちは、社会の義務は果たしますが、社会によって私たちの行動がぶれることはありません。たとえ社会と対立することになっても、神様の律法に従います。
  • 配偶者と子供たち。 モーセの律法には、皆さんが大切にしている子供や女性が、主以外の神々に仕えるよう熱心に勧めても、耳を傾けてはならないという戒めがあります (申13:6-8参照)!
  • 自分自身。すなわちキリストとの交わりを妨げる可能性のある人格のあらゆる側面です(マコ8:34)。

 

キリストへの奉仕は、多くの犠牲を伴います。しかし、私たちが主のために献げる以上のものを、主は私たちに与えてくださるという事実を認めることは、とても大切です。

 

フィリピンで、私は体の弱いおばあさんとその孫娘さんお会いしました。二人は時間早くに礼拝に来ていました。二人は、神様の言葉、恵み、祝福に与ることを強く願っていました。そして、出席できない知り合いのために心を込めて執り成したいとも思っていました。

 

キリストと共に統治するためには、自制心を養うことがとても大切です。敵対者は執拗(しつよう)に私たちを神様から引き離そうとし、あの手この手で誘惑してきます。悪魔はやりたい放題ですし、隣人は言いたい放題です。しかし、私たちが主に忠実であろうと決意する限り、悪魔は私たちを思い通りにすることはできないのです。ヨハネによる福音書10章28~29節でイエス様が述べておられるように、「私は彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、また、彼らを私の手から奪う者はいない。私に彼らを与えてくださった父は、すべてのものより偉大であり、誰も彼らを父の手から奪うことはできない。」

 

インドネシアのスマトラ島で、ある献身的な家族が、親戚からも遠く離れ、教会もない辺境の町に住んでいました。夫は下院議員、奥さんは地方公務員でした。当初、彼らの同僚たちは、「他の誰もがやっているような、少しは不真面目に振る舞ってはどうか。そうすれば生活も便利になるだろう」と説得しました。そうすることを強要されたり、脅迫を受けたりもしました。しかしこの家族は新使徒教会員としての信仰を堅く守りました。彼らはこう述べています。「どのような状況にあっても、私たちは揺らぐことはありません。私たちは新使徒教会員として神様に忠実であり続けたいのです。」

 

神の子は誰でも、どんな状況にあっても、キリストに仕え、キリストと共に統治することができます――きょうからこの旅を始めましょう。

 

原著: Edy Isnugroho

https://nac.today/en/158033/1140298→

nac.today: New Apostolic Church International

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