2023年11月8日 0:00:00 JST

使徒が何を宣べ伝えているのか、なぜ使徒の教えに従うべきなのかが、主使徒による韓国での礼拝テーマでした。彼は、使徒の務めが神の子の未来とどのような関係があるのかを解説しました。

 

 

「あなたがたを受け入れる者は、私を受け入れ、私を受け入れる者は、私をお遣わしになった方を受け入れるのである。」マタイによる福音書10章40節にあるこの言葉は、8月13日に韓国の大田で行われた礼拝の焦点となりました。

 

冒頭、ジャン=ルーク・シュナイダー主使徒は次のように明言しました。「神様はすべての人間を同じ愛で愛しておられます。分け隔てはありません。そして、すべての人間は神様と話すことができます。イエス様を信じようと信じまいと、誰もが神様と話すことができます。そして、神様に語りかける者は皆、神様からの答えを受け取ることができます。」〔以下、説教の概要〕

 

神と共にあること

その違いは、神様の受け取り方にあります。神様を受け入れると、神様が皆さんのところにおいでになります。皆さんの家で神様をお迎えするのです。もっと簡単に言えば、神様と共にいるということです。ここではイエス・キリストへの信仰が重要です。「私は道であり、真理であり、命である。私を通してでなければ、誰も父のもとに行くことはできない。」これは、イエス様が永遠の命の源であり、救いの源であることを意味しています。

 

イエス様は次に使徒たちをお遣わしになりました。イエス・キリストによる救いが可能になったのは、使徒の働きによります。イエス様が弟子たちに使命をお与えになった時に言われたことは、こんにちでも有効です。つまり、イエス・キリストによって遣わされた使徒たちを受け入れなければいけない、ということです。大切なのは、使徒の働きを担う人ではなく、その働きによって神様が何を成し遂げられるかです。使徒を受け入れるとは、使徒の務めを受け入れるということです。

 

使徒の務めを受けるとは

 

  • サクラメントを受けること
  • 赦しを受け
  • 福音を聞くこと

 

です。次に、使徒の教え、すなわちイエス・キリストの福音についてさらに詳しくお話しします。

 

 

永遠に生きることについて他の人々に伝える

使徒たちの教えは何よりも、神の子イエス・キリストが救いをもたらすために地上に来られたということです。皆さんに警告しておきます。説教者と呼ばれる多くの人たちは、キリストに従えば金持ちになれると教えています。これは、マタイによる福音書8章20節にあるイエス様の言葉と矛盾します。イエス・キリストは地上の生活を改善したり、世界を支配したりするために来られたのではない。永遠の命のために来られたのだ――これが使徒たちの教えです。

 

使徒はまた、この贖いをどうすれば得られるかを伝えています。救いはカネで買うことができません。救われるためには、カネではなく、神様の御旨を行う必要があります。それは、イエス・キリストを信じること、イエス・キリストに従うこと、イエス・キリストによって遣わされた者たち、すなわち使徒たちに従うことです。

 

 

困難を無視するな

使徒たちのもう一つの教えは、困難があるということです。困難とは地上の状況を指しているのではありません。霊的なことです。使徒はこう教えています。「忠実であり続けるためには、たくさん苦労しなければなりません。」つまり神様の御国に入るためには、苦難を乗り越えなければならないということです。忠実であり続けるためには、最後まで戦わなければならないということです。

 

この闘いが勝利にどうつながるのでしょうか。使徒職は、神様が私たちを愛してくださっていると教えています。しかし、私たちはまず神様の愛を信じるために戦い、闘わなければなりません。見ることなく、奇跡や証明を求めることなく、信じましょう。

 

 

隣人愛を説く

使徒は、隣人を愛さなければならないことを教えています。イエス様はその模範です。これは使徒職が教える重要な事柄の一つでもあります。イエス様は罪人を罰するのではなく、救うことを望んでおられます。イエス様はすべての人間のためにご自分の命を捨てられました。ですから、隣人を愛することを望んでおられるのです。そして、罪人に対する私たちの愛は、彼らが福音を受け入れるかどうかによって左右されるべきではないのです。

 

 

キリストの再臨に備える

使徒たちは「私たちはイエス・キリストの姿に変えられなければならない」と教えています。私たちはキリストの花嫁の一員となる準備をしなければなりません。そのために私たちはますますイエス様のようになります。使徒は「霊的に成長し、成長しなければならない」と教えています。伝統を守るだけでは不十分です。

 

最後に、主使徒は礼拝を次のようにまとめました。「私たちがキリストに従うのは、地上の理由からではなく、聖なる理由からです。私たちは長子としてキリストの御国に入りたいのです。その代わり、私たちはイエス・キリストと使徒職の教えを信じます。忠実であり続けることは、闘い、戦いを伴います。私たちは隣人を愛したいと思います。イエス様は罪人を罰するために来られたのではなく、救うために来られたのです。そして私たちは、イエス・キリストの姿に一歩一歩変えられていきたいと心から願っています。そしてイエス様は約束されたのです。「使徒の教えに従うなら、あなたがたは私を受け入れ、私の父を受け入れるのである。」

 

原著: Katrin Löwen

https://nac.today/en/158033/1235885

nac.today: New Apostolic Church International

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