3.4.8 人としてのイエス・キリストとその活動に関する新約聖書の記述

四福音書では、イエス・キリストの生涯とその活動について証ししているものの、イエス・キリストの伝記としてではなく、ナザレのイエスが約束されていたメシアであることの証しとしてまとめられている。イエス・キリストは、人としての神の御国が始まった直後からこの世の歴史の中で進められた、救いの執り成し(とりなし)について語っておられる。キリスト信仰を告白するための必須要素は、新約聖書に書かれているイエスの証しに基づいている。