12.4.2.3 青少年牧会としての企画

新使徒教会の青少年は、年齢に適した牧会や支援を受けるが、会衆において独立した集団を形成しない。堅信礼後は会衆における様々な活動に関わったり、自身の環境の中で信仰を実践したり、公(おおやけ)に言い広めたり、守ったりすることが奨励されているためである。


青年リーダーは教会で訓練を受けたり、教会から青年活動の支援を受けたりして、会衆や教区の単位で青少年会員を支援する。リーダーは、信仰に関する疑問だけでなく、人生の様々な状況の中で誰にも言えないようなことを話せるように、個人的な連係を通して青少年らと密接に関わる。


教区の多くでは、教区単位で行われる青年礼拝の他に、年に一度週末に青年の集いを行っている。青年の集いは、情報や意見の交換のほか、信仰や普段の生活についての疑問について話し合う機会となる。


献身的な青年兄弟姉妹は、会衆の内外で自分の才能を発揮するための様々な機会を得ることで、隣人を愛しなさいという召命(しょうめい)を実現させることができる。

まとめ

親は自分の子供を、福音の基本的価値に従って個人の責任で行動できるように教える必要がある。そのために親を援助することが教役者や教会教師の任務である。 (12.4.1→)

 

子供礼拝を通して、幼少年信徒は神が近くにおられることや、子供に適した方法で信仰の援助を受けていることを感じ取る。 (12.4.1→)

 

様々な段階に応じた教会教育によって、子供たちは神の御前で責任を自覚して生きることを教わる。 (12.4.1.1→)


就学年齢に達していない児童は、未就学者向け日曜学校において、子供に適した方法で、信仰の導入部分に触れる。 (12.4.1.1.1→)

 

日曜学校では、聖書の話を通じて神の働きへの洞察を深める。その他に、礼拝式次第の順序、サクラメントや祝福行為の意味、キリスト教の祝日について考察する。 (12.4.1.1.2→)

 

宗教教育では、聖書の話やキリスト教会の起源・発展・伝播についての知識を教える。子供たちの信仰生活と関連させながら 、救いの歴史にも触れていく。(12.4.1.1.3→)

 

堅信礼準備教育では、青年信徒が一定程度の年齢に達したキリスト教徒として、自らの信仰生活に責任を持てるように、準備を施す。 (12.4.1.1.4→)

 

青少年は特別な牧会を受ける。その目的は、彼らが持つキリスト教の信仰的価値を高めることである。青少年は神への責任を自覚できるような性格を身に着け、信仰を実践し、信仰を告白できるような人物に成長していく必要がある。 (12.4.2→ ;  12.4.2.1→ ;  12.4.2.2→)