13.5 社会の一員である新使徒教会 

新使徒教会ではキリストの福音を宣べ伝えている。福音の伝道とは、イエスとその規範への服従、第一に神を愛すること、そして隣人を自分と同じように愛することなどを求めるものである(マコ12:30-31参照)。このことは新使徒教会員にとって、相手の社会的背景、年齢、言語などの相違に関係なく、尊敬と寛容の姿勢で臨(のぞ)むべき、ということである。 

 

新使徒教会は組織としてその能力と職務の範囲において公益の促進に寄与することで、社会における不可欠な部分としての役割を果たす。 

 

新使徒教会は普遍的平和を支持し、和解を訴えかけ、赦すことを諭していく。いかなる形の暴力をも許容しない。 

 

政財界で活動している新使徒教会員もいるが、そうした人たちの政治的意見や活動について、教会として教会員に影響を与えるようなことはない。