4.3 罪と罪責

英語の聖書では、sinとguiltとを同じ意味で用いたり異なる意味として使い分けたりしている。この二つの概念の違いについては、御子が明確にしておられる。すなわちファリサイ派の人物から、弟子たちが律法を破り罪を犯している、との指摘を受けた時、御子は弟子たちを弁護する際にこう仰せになった。「安息日に神殿にいる祭司は、安息日の掟(おきて)を破っても罪にならない<罪責を負わない>[第三の戒めを破ることによる罪]、と律法にあるのを読んだことがないのか」(マタ12:5)。