8.2.17 聖餐を執り行うことと聖餐を受けること

サクラメントの一つである聖餐の執行とは、聖別されたウエハースを通して「これはあなたに与えられたイエスの体と血です」と宣言して、イエス・キリストの体と血を施与することである。従って「聖餐」という表現は聖別及び施与された聖餐のウエハース(サクラメント上のパンとぶどう酒)を指すのが基本である。

 

しかし、聖餐のウエハースを聖別するのもそれを施与 (せよ) するのも、サクラメントの一部であるため、もっと広い意味で、つまり聖別と施与の両方を完全に行うこと(典礼行為)という意味で「聖餐」という表現が用いられている。

 

聖餐は、極めて重要なので、イエス・キリストへ敬意を尽くし、信仰を尽くし、自身を尽くして臨むことが求められる。