8.2.18 聖餐を受けるための要件

聖餐にふさわしい姿勢で与 (あずか) る基本要件は、救いへの渇望 (かつぼう) に溢 (あふ) れた、信心と悔い改めの気持ちを持っていることである。不信心であることによって聖餐が無効になるわけではないが、聖餐が祝福や救いをもたらすためには、信仰が前提要件となる。不信心な姿勢で聖餐を受けることについては、コリントの信徒への手紙一11章29節に次のように書いてある。「主の体のことをわきまえずに飲み食いする者は、自分自身に対する裁きを飲み食いしているのです。」

 

キリストの死に無関心であったり、聖餐を単なる習慣的行為としてしか聖餐を捉 (とら) えなかったりする人は、このサクラメントにふさわしくない姿勢で聖餐に臨んでいる恐れがある。