8.2.9 告白の食事としての聖餐

聖餐は「…、主の死を告げ知らせるのです」という聖書の言葉から明らかなように、告白の食事である(一コリ11:26)。イエス・キリストの死と復活と再臨を告白する<告げ知らせる>ことは、キリスト教の信仰告白における基本の一つである。救いを得るために聖餐に与 (あずか) りたいと願う者は誰でもこのことを告白しなければならない。

 

定期的に聖餐を受けている者は、自分がこんにちいる使徒の活動と権限において自 (みずか) らの信仰を公 (おおやけ) に言い広めているという自覚を持つべきである (2.4→及び8.2.21→参照)

 

聖餐に告白の食事としての性質があることを強く認識することによって、このサクラメントを軽率な姿勢で受けたり、あたかも決まりきった行事であるかのごとく受けたりするのを防止することになる。