8.3.6 御霊の証印の適切な施与

洗礼が水であり、聖餐がパンとぶどう酒であるように、御霊の証印の場合は使徒の按手 (あんしゅ)  ― 新約聖書の証しするところによれば ― が目に見える要素である。使徒による祈りも、御霊の証印を適切に執り行うための要素の一つである。


聖霊のバプテスマである御霊の証印は使徒のみによって執 (と) り行われるサクラメントである。

まとめ

御霊の証印を通して信徒は聖霊の賜物を受ける。 (8.3→)

 

イエスに御霊が降 (くだ) ったのは、洗礼が完了した後である。イエスに対して聖霊による油注ぎが行われたことは、イエスが正当なメシアであるということであり、これが御霊の証印を示すものである。 (8.3.3→)

 

イエスは聖霊を遣わすことを約束されたが、この約束はペンテコステの時に成就した。 (8.3.4→)

 

御霊の証印の執行が使徒職に限られていることは、聖書の証しするところである。 (8.3.5→)

 

聖霊の賜物は、必ず水のバプテスマが行われた後に施与 (せよ) される。 (8.3.5→)

 

御霊の証印というサクラメントは、使徒職のみが、按手と祈りを通して執り行うものである。 (8.3.6→)