12.1.12 叙任、任命、復職、引退

叙任とは、霊的職務の授与である。これは例外なく使徒が行う。


叙任式は、典礼として、聖餐などサクラメントの施与(せよ)の後に行われる。受任者は、使徒から名前を呼ばれた後に、神に忠誠を尽し、イエスの教えに忠誠を尽して、新使徒信条に従い、信徒を愛し、イエスの使徒に服従して、職務を受け遂行する覚悟があるかどうかを尋ねられる。そして、神の奉仕に資する者としてお召(め)しになった神の御前と、会衆の前に「はい」という誓いの返事をし、膝をついて、使徒の按手と祈りを通して職務を受ける。


会衆統括者または教区統括者の任命 ― 通常これも使徒が行う ― も天からの祝福に与る保証として行われる。任命は叙任と同列に扱うことはできない。


教役者が自分の担当地域外へ移動する場合、移動先でも職務を継続するためには復職の手続きが必要となる。復職は、使徒または使徒から委託を受けた教役者が発令する。


一般的に、職務は引退をもってその行使を停止する。引退式は礼拝中に使徒が行う。使徒はキリストの愛の御霊によって成し遂げられたすべてのことに感謝し、実質的職務を解く。

まとめ

洗礼と聖餐は使徒または使徒から委託された牧会職が施与する。御霊の証印は使徒のみが施与する。三つのサクラメントはどれも、幼児も受けることができる。 (12.1.9→)

 

聖餐は通常、礼拝ごとに執り(と)行われる。特別日(葬儀など)の礼拝は聖餐無しで行われる。 (12.1.9→)

 

礼拝の閉会時、コリントの信徒への手紙二13章13節を引用した言葉をもって、出席者全員に、三位一体の神による祝福が施与される。 (12.1.10→)

 

礼拝中に行われる叙任、指名、引退による退任式はサクラメントに続いて行われる。 (12.1.12→)