8.2.15 聖餐と使徒職
イエス・キリストは使徒たちを一堂に会して聖餐を制定し、聖餐の執行を使徒たちに委託された。イエスは福音の宣教と聖餐の施与を彼らに委ねられたのである。イエス・キリストは御自身を犠牲として捧げられた真の大祭司である、とヘブライ人への手紙の中に書かれている。使徒職や祭司職が聖別を行う時は、必ずイエス・キリストから授かった委託と権限によって行う。このような意味において、聖餐の執行中に、神の御子すなわちその体と血が実際に存在することとなる。また同様の意味において、イエスの使徒たちは神の秘義の管理者(一コリ4:1)となる。
イエス・キリストによって設けられ権限を受けた教役者を通して、聖霊が活動するところにおいては、聖餐は必ず現実化するのである。