1.2.4.2 新約聖書に属す書巻

新約聖書も旧約聖書同様、歴史書、教義書、預言書の三部に分けることができる。


歴史書は以下の5巻である:
マタイによる福音書
マルコによる福音書
ルカによる福音書
ヨハネによる福音書
使徒言行録<口語訳「使徒行伝」>

 

教義書は以下の21巻である:
ローマの信徒への手紙
コリントの信徒への手紙一、二
ガラテヤの信徒への手紙
エフェソの信徒への手紙
フィリピの信徒への手紙
コロサイの信徒への手紙
テサロニケの信徒への手紙一、二
テモテへの手紙一、二
テトスへの手紙
フィレモンへの手紙
ヘブライ人への手紙
ヤコブの手紙
ペトロの手紙一、二
ヨハネの手紙一、二、三
ユダの手紙

 

預言書は以下の1巻である:
ヨハネの黙示録

まとめ

聖書の著者は神であり、その執筆者は、聖霊に促された人間である。文体そのものは、執筆者自身や彼らの社会認識に影響されている。 (1.2 →)

 

聖書は、神の働きをすべて逐一記録しているわけではないものの、神の啓示を証しするものである。 (1.2 →)

 

聖書には旧約聖書と新約聖書がある。両者とも神による人類救済の御計画を証ししており、相互に密接に関連し合っている。 (1.2.1 →)

 

キリスト教の旧約聖書正典はヘブライ語の正典を基本としている。旧約聖書は17の歴史書、5つの教義書、17の預言者で構成されている。 (1.2.2.1 →1.2.2.2 →) 

 

旧約聖書続編の14巻(アポクリファ)は、内容の点で、旧約聖書と新約聖書を橋渡しする重要な役割を担っており、信仰や教義の面で旧約聖書正典と同様の扱いをすべき書巻である。 (1.2.3 →)

 

新約聖書は、イエスとその使徒たちの職務と彼らの活動を記録したものである。新約聖書の27巻は、紀元4世紀から正典として定められている。5巻の歴史書、21巻の教義書、そして1巻の預言書とで構成されている。 (1.2.4 →1.2.4.1 →1.2.4.2 →)