8.1.5 洗礼を受けるための要件

洗礼は誰でも受けることができる。新使徒教会では、大人でも子供でも受けることができ、使徒職もしくは司祭職がこれを執 (と) り行う。洗礼を受けるためには、イエス・キリストとその福音への信仰を告白することが要件である。

 

幼児洗礼を施す際、受洗する幼児の宗教的養育に責任を持つ両親もしくは保護者は、イエス・キリストへの信仰を公 (おおやけ) に告白し、受洗する幼児を福音に従って養育することを誓約しなければならない。幼児洗礼が行われるのは、神の祝福が子供たちにも与えられるべきという考え方に根拠に基づいている。幼児も、主の恵みを求めることができ、神の御国は幼児にも開かれているのである(マコ10:14)。

まとめ

洗礼には不可欠な要素が二つある。一つは水であり、もう一つは三位一体の祭文にある言葉である。水は三位一体なる神の御名によって聖別される。次に施行者は聖別された水を用いて、受洗者の額に三回十字を切り、父、御子、聖霊の名において洗礼を授ける。 (8.1.4→

 

いかなる人も洗礼を受けることができる。そのためには、イエス・キリストとその福音への信仰を告白することが必要条件である。 (8.1.5→)

 

幼児が洗礼を受ける場合、その幼児に宗教的養育の責任を持つ人物が、イエス・キリストへの信仰を自ら告白し、幼児を福音に従って養育する誓約をしなければならない。 (8.1.5→)