2023年12月28日 0:00:00 JST

ヘルシンキ→でも、ナイロビ→でも、ニューヨーク→でも、バート・ザッセンドルフ→でも、主使徒は2023年、全世界の新使徒教会員に奉仕しました。礼拝の中で、信徒は自分に話しかけられているように感じたかもしれませんが、説教の中には全世界の会衆にも刺激を与える内容が含まれていました。今回は、主使徒が全世界で行った説教のあらましを紹介します。

 

 

ヴッパータールでは奇跡の食事について

2023年、主使徒が持っているカレンダーにも、他の人と全く同じ数、正確には53の日曜日がありました。人間の可能性には限りがありますが、イエス様はご自分の民が必要とする食事を永遠に与えてくださいます。主使徒がドイツのヴッパータール→の会衆に明確にしたのは、「イエス様はあなたがたが何を必要としているかをご存じで、あなたがたを助けてくださる」ということです。

 

 

アテネでの棕櫚の聖日

ギリシャのアテネ→で行われた棕櫚の聖日記念礼拝の説教で、シュナイダー主使徒はイエス様のエルサレム入城に焦点を当て、この有名な話がこんにちのキリスト者にどのような意味があるのかを解説しました。まず、キリストが人々を統治するとは、私たちの内面に関することです。キリストに統治していただくためには、私たちの魂を清め、聖別しなければいけません。

 

 

求めているより多くのものをくださる

金持ちの青年議員のたとえという有名な話が、インドネシアのジャカルタ→で行われた教役者向け礼拝のテーマとなりました。主使徒は「すべてのキリスト者は物事を放棄したり、なしで済ませたりできるようにならなければいけない。特に教役者はこのことを意識すべきだ」と説きました。

 

 

ペンテコステで「御霊を新たにされ」

最後の音楽奉仕→はペンテコステ礼拝を総括するものでした。この礼拝の中で、主使徒は全世界の新使徒教会員に向かってこう呼びかけました。「賜物である聖霊を信じましょう。聖霊は臆病の霊ではなく、力と愛と思慮の霊だからです。」南アフリカ・ケープタウンのターフェルシフ→にある大きな礼拝堂にはおよそ四千人が集まりましたが、それはほんの一部でしかありませんでした。全世界のおよそ二百万以上の信徒が、放送を通じてこの礼拝に参加したのです。

 

 

小さな群れ

コンゴ民主共和国のカナンガ→で七月に行われた主使徒の礼拝には、小さな群れどころか、二万六千の信徒が参加しました。それでもシュナイダー主使徒は、ルカによる福音書に書かれている「小さな群れ」に留まるのが賢明である理由を説きました。

 

 

初穂が優れているわけではない

オーストラリアのアデレード→で行われた礼拝では、初穂のたとえが扱われました。主使徒は、初穂であることが優勢の問題でないことを明らかにしました。初穂に選ばれたのは、神様と身近にいる同胞に奉仕するためです。

 

 

キリストは門

八月、主使徒は日本の多摩市→にいる兄弟姉妹に奉仕しました。イエス様は救いに至る門です。「私は門である。私を通って入る者は救われ、また出入りして牧草を見つける。」主使徒は、門が私たちキリスト者にとってどういう意味なのかを解明し、この門によって他の門も私たちに開かれることを解説しました。

 

 

アメリカ合衆国新使徒教会では新しい教区使徒の指名

主使徒は、ニューヨークのバッファロー→で特別礼拝を司式しました。この中で、レナート・コルプ教区使徒の五十年に及ぶ教役職の引退式と後任の教区使徒としてジョン・シュナーベルの指名式が行われました。主使徒は説教の中で、「神様は全人類を、たとえご自身を拒んだりご自身から離れたりする人であってもその人々を救い出したいと願っておられる」と強調しました。

 

 

聖なる力によって成長が可能

シュナイダー主使徒は十月、アルゼンチンのモンテカルロ→で教会員向けの礼拝を司式しました。アルゼンチン北東部にあるこの辺境へは、四十五年前に当時のシュトレッカイゼン主使徒が訪問しています。イエス様はからし種のたとえを話されました。からし種には大きな力があり、種の小ささにもかかわらず、大きく成長します。神様も一見弱そうな人を通して御業をなさるということを、このイエス様のたとえは教えています。主使徒は「私たちも皆、能力や欠点や出自に関係なく、他の人々にとって祝福の源になり得る」と説きました。

 

 

神は我々に偉大な御業をなさる

今年はバングラデシュとインドの兄弟姉妹の所にも、主使徒の訪問がありました。主使徒は、バングラデシュのダッカ→の会衆に向けた説教の中で、キリストが人類のために獲得した大きな勝利とは何か、そして、神様がこんにちまで一人ひとりの救いのために何をしてくださっているのかについて、その概略を解説しました。「教会で行われるのは神様の御業であり、信徒の意志でないことを確信してほしい」とシュナイダー主使徒は勧めました。

 

原著: Simon Heiniger

https://nac.today/en/158033/1243695

nac.today: New Apostolic Church International

 

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